今日は満月の夜でした。
毎週の週報を信徒の皆さんの自宅に届けて、しばらく立ち止まって祈ることしかできない自分と昨今の状況が悔しくて悔しくて…
今日は保育園の職員会もあり夕方になってやっと教会を出ました。
封筒に教会員の方々のお名前はわたしと息子で書いていますが、本日は忙しくて息子に全部書いてもらい、急いで車を走らせました。
1か月以上会ってない方々も多く、これ以上緊急事態宣言が延ばされたらどうしようと思いつつ、重たい気持ちでハンドルを握ります。
まずは近くの方々から。“先生、いつ礼拝は再開するんですか?” タイミングよくばったりと出会った信徒の方からの質問に、“少しずつ状況は良くなっていますし、ワクチン接種も進んでいますので、来月18日からはどうにかして再開できるように頑張りましょう”と答えて、急いで次のお家へ…
遠くには読谷村にも信徒の方が住んでいるので、アクセルペダル踏んで走ります。時間は夜10時を過ぎたため、信徒さんの自宅には電気もついてないことに申し訳ない気持ちでした。静かにポストに封筒を入れ祈ります。“心も体も主の恵みを受け強められますように、明日の礼拝を通してたくさんの喜びと感謝がありますように” そしてまた車を走らせます。
その時でした、南の空に大きなお月様が顔を出し、薄くかかった雲はその美しさを増していました。“今日もお疲れさま”と神様からの励ましのように感じ、うれしくてうれしくて。賛美を歌いつつ北谷町へ向かいます。
諸聖徒教会の皆様、
長い長い礼拝自粛もその終わりが見えてきました。しばらくは以前のような礼拝ができるとは断言できませんが、静かに神様のみ言葉にともに耳を傾け、分かち合うその日を切に待ち望みます。どうかお元気でいてください。
諸聖徒教会 司祭 イザヤ金汀洙